マンドリン音楽堂
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メヌエット[Menuett](独)[Minuet](英)[Menuet](仏)[Minuetto](伊)

語源はラテン語のMINUO=小さくする、制限する。
ということで小さなステップの舞踏という意味です。
ルイ14世の宮廷では、かつら、礼装用佩刀、半ズボンという姿で、優美でしかつめらしい気質の踊りだったようです。
「メヌエットは何拍子か?」楽譜を見ると4分の3拍子ですが、2小節単位のフレーズとしてとらえなければいけないのです。
3単位の2拍子ですよね。これが音楽表現の大きなポイントです。
第1メヌエット、中間部のトリオ、第2メヌエット(第1の関係調になっている。)の3部形式。
高貴で威厳に満ちていて、特に腕と脚の優雅さが求められる舞踏であった。
(2004年 3月 2日の日記より)

ガボット[Gavotte](仏・英)[Gavotte](独)[Gavotta](伊)

フランスの南東部、アルプスにあるガヴォ(gavots)族に由来しているといわれています。
gavには(山の小さな流れ)、gavot(山の住民)の意味が含まれています。
速さは中位の速さ、拍子は4分の4か、4分の2で、小節の中央で始まり中央で終るものが多い曲です。
これもリュリがオペラやバレエの中で使用するようになり、大流行して、其の後バッハやヘンデルと受け継がれていきます。
ここでのポイントはアウフタクトで始まりアウフタクトで終るリズムのパターンにあります。
ステップは、ホップ・ステップ・ステップ・・・伸び上がるアウフタクトから1拍目に向かっっていき着地する感じなんですって。
これはなかなか言葉で書きにくいですね。
ダンスでは跳躍から着地に至るまでの動きのイメージ、
音楽では、一つ一つの音がどのように生きた音になっているか(ホップかステップか?)で表現が決まってきます。
(2004年 3月 3日の日記より)

ブレ[bouree](仏)

ブレについて
ブーレと書かれたものが多いようですが、ブレと発音するのが近いようです。
オーヴェルニュ地方のフォークダンスに由来するとルソーの音楽辞典にかいてあります。
4分の4拍子か4分の2拍子で、ガボットによく似ています。
リズムは比較的単純明快で、陽気な喜びに満ちた、心地よいもので、気楽に軽やかに演奏すると良いそうです。
4分音符と2分音符のシンコペーションの組み合わせでできています。
(2004年 3月 4日の日記より)

アルマンド[allemande](仏)

アルマンドは、フランス語で「ドイツ人・語}という意味をしめす。
中世ドイツ農民の踊りがフランスに伝わって発達しました、緩やかな2拍子の舞曲。
ドイツでは単にドイツ風舞曲と称されている器楽作品のタイトルを、フランスではアルマンドと付けるようになり、
ヨーロッパにこの言葉が広がったと考えられます。
(2004年 3月 6日の日記より)

サラバンダ[salaband](英)

起源は、16世紀のラテン・アメリカやスペインで歌とともに踊られた民族ダンスに求めることができる。
この時期のサラバンドは、表現が野卑で淫らであるという理由から、
16世紀末にスペインでは禁止となるが、実際どのようなダンスであったかは明かでない。
17世紀の始めには、情熱的な激しさと異国趣味の色彩をあわせもつダンスとして、
ギターやカスタネットで伴奏される音楽とともに、イタリアに伝わった。
器楽曲としては、17世紀にイタリアやフランスでそれぞれ独自に発達した。
特にフランスでは、テンポのゆっくりとした荘重な雰囲気を持つ舞曲として、元来のサラバンダとは別の道を切り開いた。
それはドイツにも影響をもたらし、バッハは好んでゆっくりなタイプのサラバンダを多く作曲している。
3拍子で緩やかな舞曲、2拍目が付点になっていて「サラバンド・シンコペーション」といって2拍目が強調される。
(2004年 3月 7日の日記より)

シャコンヌ[Chaconne](仏・英)[Ciaccona](伊)[Chacona](西)

17世紀初めにスペインで流行したチャコーナは、初期のサラバンド同様、激しい性格のダンスだったといわれている。
イタリアではギター音楽、声楽曲として発展していく中で、一定の和声進行、定型のバス旋律を用いた変奏技法形をととのえていった。
フランスにもたらされたチャコーナは、スペインやイタリアと異なり、
気品高くバスの定型を持つ、テンポもゆっくりした舞曲シャコンヌとその形をかえた。
実際に踊る舞曲・器楽曲として発展し、このフランスタイプのシャコンヌは、イギリスに影響を与える事になる。
このような経過を経て、イタリア・タイプのチャコーナとフランス・タイプのシャコンヌは、器楽曲としてドイツで統合されて、
1675年頃から1750年頃かけてシャコンヌとパッサカリアの全盛期が訪れた。
(2004年 3月 8日の日記より)

パッサカリア[Passacaglia](伊・英)[Passacalle](西)[Passacaille](仏)

パッサカリアは元来舞曲ではなく、17世紀初めのバロック歌曲のリトネッロを指す名称であったが、
その後イタリアやスペインでシャコンヌと同じように、定型のバス進行を土台に変奏展開していく器楽曲として発展していった。
サラバンドと同じく「タッターンタ、タッターンタ」のリズムが特徴となっている。
(2004年 3月 9日の日記より)

ステップ

マズルカのことで話していて、ステップはこうするのよ、と言いながらステップを踏んでみました。
1歩目は大きく踏み出して、2拍目で足を入れ替えてぴょんと浮いて・・・・
と練習しているうちに続木先生に言われた事を身体で感じたみたいです。
ヤッパリ舞曲はステップを踏んでみるのが一番早道ですね。
(2004年 5月12日の日記より)

言葉のリズム

初心者の人のレッスンで1拍を3ツに数えなくてはならない12/8拍子の練習曲がでてきました。
これがなかなか難しくたいへんでした。
そんなことから彼と音楽のリズムは言葉のリズムと関係あるのだという話になりました。
生活、空気、食べ物、飲み物いろんな風土が音楽やリズムを無意識に感じるのだという話もしました。
でも、言葉は出来なくても、食事は和食でも、和洋入り混じった音楽があってもいいね!
日本のイタリアン、日本のフランス料理があるように、
日本風スペインミュージック、ジャパニーズ・フレンチ、でも良いのでないの?ということになりました。
(2005年 1月22日の日記より)

3連符

2分音符の3連符の練習をしてください。ということでやっていたのですが、
1拍の3連符は分かるのだから、2分音符を1拍に数えて・・・といってもなかなか分かってもらえず、
最後の手段ではないけど、歩きながら・・・
   1歩 ターンー
   2歩 ターンー
   3歩 タッタッタッ
   4歩 タッタッタッ
といいながら繰り返し歩いてみました。アイデア賞でしたよ。
(2005年 1月28日の日記より)