比留間奏法の話

2014年3月19日(水)

最近つれづれに考えること。
「比留間式マンドリン演奏法」なんて言葉を聞くことがあります。
未だにこんな化石のような言葉を聞くとビックリします。 これはいったい何なのでしょうか?
「ダウンは2本、アップは1本ピックに当てる?」 「アルペジオは楕円形を書くように?」
比留間先生は、形ではなく、手首を使う練習方法として、表現の一つとして使っていただけではないでしょうか?

私は、世の中でいう平行奏法も比留間式も、もっと違う奏法も、全て自分のものとして使っています。
結果たくさんの種類の音の表現が出来ます。
重音や4弦のトレモロなど並行にしなければ良い音がでません。比留間先生の重音は素晴らしかったですよ。

低い音が強く欲しければ低い音の弦にピックが深くあたるようにします。
高い音が強く欲しければ、高い音の弦にしっかりピックが当たるようにします。
真ん中の音を強く弾くのはどうすればよいか、今研究中です。もしかして弧を描くようにストロークすれば出来るでしょうか?

私は、比留間先生の「夢と心」を伝えることが出来ても、先生の音は伝えられません。
先生とは感性も才能も違います。私は私でしかないのよね。
皆も私の持ってるアイデアは何でも盗めばいいですよね。
私自身が研究し、考え抜いた演奏のアイデアを出来るだけ皆さんに伝えたいと考えています。
そうすることでマンドリンがもっとハイレベルになっていくことを願っています。
過去のことを非難したり、議論しないで、今より前進することを考えたいですよね。

私にはもうあまり沢山の時間は無いけれど、研究したいことはいっぱいあります。健康でいなくっちゃ!
(2006年11月15日の日記より)