ポシェットヴァイオリン

2014年3月19日(水)

バロック時代のダンスの教師は、
皆音楽の専門家であり、有能な振り付け師でもあり、ヴァイオリンが弾けること、作曲できる事が資格として要求されていました。
常に「ポシェットヴァイオリン」をポケットの中に入れておいて、それを弾きながらダンスを教えていたようです。
というわけで、ポケットに入るぐらい小さな小さなヴァイオリンのことをいいます。
帝王ルイ14世の時代、ジャン・バティスト・リュリはヴェルサイユの王室付き楽長になってから、
国王のお気に入りの宮廷作曲家として終生寵愛を受けたそうです。
生まれはイタリア。厳格かつ儀式的なフランス宮廷の権威的な音楽発展に大きく寄与した作曲家だそうです。
(2004年 3月 6日の日記より)