原典版:[Urtext](独)

2014年3月19日(水)

できるだけ第3者の介入を排して作曲者の意図に忠実に編集された出版楽譜。
20世紀になって「作品に忠実に」が声だかに叫ばれるようになってから、急速に発展した。
自筆楽譜そのままと言うことは殆どありえず、校訂者の手で隅々まで検討されているのが
多く、その人の解釈が加えられる事が多い。

今度7月に演奏するムニエルの四重奏曲も中野先生からニ長調のムニエル自筆譜のコピーを
頂き、それからいろいろ検討しているのですが、とても面白いです。楽章の順番もピース版
とは違うのです。「面白いから是非研究してみてください。」といわれて中野先生から頂いた
楽譜大切にして勉強したいと思っています。
(2004年 5月17日の日記より)