ワインヤード型/シューボックス型[wineyard type/shoe-box type]

2014年3月19日(水)

現存する殆どの演奏会場がこの二つに大別できる。
ワインヤード型とは、席が舞台を取り巻く様子が段々になったぶどう畑に似ているから。
シューボックス型は靴の箱のような長方形であることから命名された。
日本ではサントリーホールがワインヤードの代表、秋に私達が使う白寿ホールが
シューボックス型ですね。
シューボックス型は大きなホールになると後ろの席ではステージが見にくくなるし
音は良く溶け合うものの明瞭さにかけてしまう。残響が豊富すぎて大編成には向かない。
この欠点を補って大勢の客に楽しんでもらえるのが、ワインヤード型なんだけど
音響の点で伝統的なシューボックスの名ホールにより勝る所はまだ無いそうです。

今日はちょっと音楽に直接関係無かったですね。でも面白いでしょう?

ワインヤード型は第ニ次世界大戦後、できるだけ沢山のお客様に、どの席でも音が良く、
聴いてもらえるように試されるようになったのだそうですよ。
(2004年 5月18日の日記より)