

リズム[rhythm]
2014年3月19日(水)
メロディー、ハーモニー、とともに「音楽の3要素」です。広い意味では、自然界の波の音
、鳥の声など、すべて時間のうちに作り出されるもの、運動するものの秩序と定義されるが、音楽に
おいては継起的な音の現象の秩序をさす。リズム様式は民族や時代によって違うが、定量リズム(メトロノーム)、
拍節リズム(2拍子・3拍子など)、自由リズムの3種に大別できる。
音楽リズムそのものは「学習」する事の反復で習得できるであろうが、いわゆるリズム感はその人の
持って生まれた運動的、動物的感覚に大きく左右されるところが大きい。
「騎馬民族」と「農耕民族」という文化的背景から生まれるリズム感の違いは決定的である。
一言で言い表すならば、アップ・ビートとダウン・ビートの違いで、馬に乗ることそのものがアップ・ビート
の拍節感を伴う「動物運動」であるのに対して、くわで畑を耕すのはダウンビートである。
ブラジルのサンバやジャズにおけるスウィング感などは音符に書き表せない「血の流れ」のようなものが奥深く
強く存在するような気がする。
こんなこと書くと、半分あきらめの境地になってしまいそうだけど、私達は、現在農耕しているわけでもないし
いろんな場面で身体を使ってリズムを感じるように努力し様よね。
包丁で野菜を切るとき。歩いている時、自転車こいでる時、車運転してる時、何でもアップビートでやってみようよ。
今は、農耕なんて私なんか全くしていないのだけど民族としてはダウンビートが心地よいのかしらね・・・・
(2004年 4月 8日の日記より)