

沈黙・間[silence/pause]
2014年3月19日(水)
沈黙は音声を発することなく静けさを保つさま。間は多様な意味を持ち、動作や言葉、音楽などの時間的
経過におかれる意図的な休止のほか、床の間、茶の間などのように空間をさしたり、「間に合わせ」など
用件や目的を示したりする。
時間、空間、人間、という三つの言葉に共通する「間」の文字は、それを「ま」と読ませ、「あいだ」と
読ませることで、沈黙や休止や余白という以上の有機性と積極性を暗示しています。それは時には「魔」
とも通じる。
人間の聴覚を通じては、完全なる沈黙は無いんだって! 耳の奥で鳴る高周波の音と心臓の音、けっして
消し去ることの出来ない音があるのです。
別にこんな屁理屈は如何でもいいのです。私達は楽譜に書かれていない「間」を大事にしたいですね。
(2004年 9月 1日の日記より)