

微分音[microtone]
2014年3月19日(水)
半音よりさらに細かく音程を分割された音。1/4や1/6といった音程の高低が指定されている。
東洋音楽では伝統的に用いられてきたが、西洋では今世紀初め、チェコのハーバが微分音による
音階を試みた。「微分音」ときいただけで敬遠しがちだけど、普段古典的な作品を演奏する中でも
微分音に直面しているのです。ある和音を美しく響かせるのに内声は音程を多少高めか低めにしたり
するでしょう。
ポルタメントやグリッサンドなども厳密にいえば微分音が含まれているわけです。
マンドリンでも強く押す、ちょっと引っ張って押す、ちょっと伸ばし気味に押す
ビブラートをかける、などで微妙に音程がかわりますよ。
(2004年 8月30日の日記より)