アゴーギク[Agogik](独)

2014年3月19日(水)

音楽学者リーマンによって定められた概念で、楽譜に指示されていない微妙なテンポの変化で
音楽をより生き生きとさせる手法、現象。いわゆる速度法。

パソコンで簡単な曲を演奏させてみるとはっきりわかるのですが、各音符を完全に同じ長さでとり
イン・テンポで演奏した音楽は聴くに耐えない。ロボットの動きのように不自然極まりない。
要するに私達は、演奏する時、専門的知識が無い場合ですら、無意識にテンポを伸縮させたり抑揚をつけている。
アゴーギクは実際はフレージングなど他の要素と組み合わさって効果を持つものなのです。
(2004年 4月 1日の日記より)