片岡マンドリン研究所
日記

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2005年11月27日  さよならヴィーナス!

あのヴィーナス、ひょんなことから井上泰信氏が持ち帰られました。
不思議なご縁ですね。先ほど仙台の帰りに我家に寄られて持っていかれました。
とてもお似合いです。ヴィーナスが可愛く見えるから不思議ですね。
あの楽器のおかげで、しばし夢見心地で楽器にさわり井上さんともお目にかかれて感謝ですね。

今日、お休みでちょっと風邪気味だったのですがゆっくりしたおかげで元気です。

今日も少しレッスンして思ったこと
皆はスケールなんて馬鹿にしてあまりやりたがらない、面倒くさいから飛ばしちゃう、とか言う人が多いのですが、全ての基本がスケールだから憶えるようにやってくださいね。
自分が、何調を弾いているのか分からない、間違えた音を出しても分からないのは困るかも・・・
退屈でも練習してください。

昨日、高校生の方の質問で、ハイポジションのトレモロをするとピックの音が大きくなるのは?
これは、当然ですよね。絃が短くなるのだから。
そして出来るだけピックを浅くあてること。斜めにあてないこと。ピックをやわらかく持つこと。
自分が一番良く聞こえるのであって、前で聴いている人には案外届かないことが多い・・・
本当の音を良い音にすることが大事で、ピックの音よりも通る音が出ていればピックのあたる音は気にならないはず。
どんな楽器にも雑音はあるけれど、それを隠すだけの良い音が聴いてる人に届くようにする
フルートには息を吹く音、ヴァイオリンには弓でこする音、ピアノではペダルを踏む音、など間近で聴けばいろんな音が出ているけれど音楽には影響ないですよね。
そんな話していました。
帰り際に、「トレモロが出来なかった子が先生のアドバイスで練習したら出来そうになってきました」といってくれました。