片岡マンドリン研究所
日記

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2005年11月01日  11月に・・・グランドピアノが・・

11月になってしまいました。
カレンダーがペラッと一枚になってしまいました。

我家のグランドピアノが買って18年ぐらいになります。私は良く知らなかったのですが、そのくらいでピアノはオーバーホールするものなのだそうです。
楽器が大きいだけに、その費用は数十万円かかるそうです。
今日は低音の巻線の部分を取り替えて、ハンマー部分の取替えが始まりました。
ピアノはメカだといわれていますが、やはり細かい調整は人間の手と技術しかありません。
私達にはどうすることも出来ないのですね。これでもう20年は使えるそうです。
4日ぐらいかかるそうです。お金のかかることだから私が元気なうちにやらなくっちゃ・・・ということと夏子がいないこともあって今年やることにしたのです。
写真は作業中の調律師佐藤さんと治療中のグランドピアノです。
ピアノの上にはたくさんのハンマーが順序良く並べてあります、1個間違えてつけちゃったら大変そうです。

今日はじめてききました。
こんな作業をするのにも背広にネクタイ締めて見えましたので、「作業服にはしないのですか?」
佐藤さん曰く:会社の規定で調律するときはきちんとネクタイ背広着用と決められているそうです。昔はタキシードを着てしたそうです。
それほど楽器を大切に大事に立ち向かうということだそうです。
そのお話を聞いて比留間先生を思い出しました。
先生は録音のお仕事にスーツで行くように、「セーターやTシャツなんてとんでもない」とよく言われました。
「楽譜は床下に置いてはいけません。」
「楽器は必ずケースの中にしまいましょう。楽器を跨ぐなんてとんでもありません。」
先輩の方々の楽器に立ち向かう姿勢が良く分かりますね。
私達も楽器を触るときはせめて「手を洗う」しまうときは「楽器を良く拭いて」を守りたいものです。

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