片岡マンドリン研究所
日記

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2005年10月31日  ちゃっきり節

レッスンお休みといいながらレッスンしている相変わらずの私です。
午前中はマードレの練習でした。二つ新しい曲を試しに弾いてみました。
そんなに難しくなく3楽章から出来ているソナタです。
その片方をとりあえず今後練習していくことにきめて後は、ノンビリとした練習をたのしみました。
次回はもう少し細かく練習していくことにして今日は手持ちのものを忘れないように練習しました。

今日の新聞に載っていた話「時の墓碑銘」小池民男さんのコラムです。
この道はいつか来た道、ああ、そうだよ、・・・北原白秋(1885〜1942)
これは、皆さんご存知ですよね!

唄はちゃっきり節 男は次郎長・・・「ちゃっきり節」
この静岡県を代表する民謡も彼のだそうです。
「ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ きゃあるが啼くんで 雨ずらよ」
というにぎやかなお囃子が楽しい。
1927年当時の静岡電鉄に頼まれて静岡に滞在し、想を練った。
ある日、酒席に同席した老妓が障子を開けてつぶやいた。
「きゃあるが啼くんで雨ずらよ」。かえるが鳴くから雨だろう、と。

はたとひざを打って猛然と作詞に取り掛かったという(評伝 北原白秋)リズミカルな方言の節回しに白秋は鋭く応じた。
そのほかに
「雨が降ります雨が降る」「チョッキン、チョッキン、ちょっきんな」「待ちぼうけ」
「あわて床屋」「赤い鳥小鳥」「ゆりかごの唄」「ペチカ」「ちんちん千鳥」「砂山」
こんなにたくさんあるのですね。白秋の魔術の奥底には幼い心の風景、情感があふれている。白秋の童謡には永遠性がある、童心の天才。
と書いてありました。今まで思っていた白秋像とちょっと違っていました。
知らずに歌っていた童謡です。作詞家のことなんて考えてもいませんでした。
意味も知らずに「きゃあるがなくんで・・・」なんて歌っていました。