片岡マンドリン研究所
日記

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2005年09月16日  練習方法

今日は涼しかった。ちょっとほっとしました。
レッスンしていて思ったことの一つに楽譜を読むときの基本のようなものがしっかりしていないとただ指をしっかり置いて、間違いなく音をだす。
音がにごらないようにとか、指の運びをスムーズにとかばかり考えがちで、いつも最初からダラダラと練習しがちですね。
でも、昨日の新聞に出ていた、指揮者ジュゼブ・ポンズ氏の音楽つくりの基本は、1〜2小節単位の基本的なリズムの型をしっかりと固め、それを幾重にも積み上げていくというもの。大きなパレットナイフでリズムの基礎をざっくりと描くような指揮ぶりだ。
そのラテン的なリズム単位が、洒脱ななどではなくて、非常に頑固で堅牢な塊に聞こえてくる。

これって練習、譜読みの基本のように思います。今日もレッスンしていてそんな話をしました。
小さな単位で理解していきながら、2小節を4小節つなげて、また次の2小節を4小節つなげ、次に8小節つなげて・・・みたいにしていくといろんなものが見えてきますよ。
時にはこれを最後からバックしていく練習もしてみるとまた違ったものが浮かんできたりします。
ちょっとやってみてください。

もう一つは、重音の音楽のときは、まず高音だけ演奏してみる、次に高音を歌いながら、中音あるいは低音を弾いてみる(ピアノだって片手ずつ練習するでしょう?)そうすると、どの声部がどのように動いているかがはっきりしてきます。

こんなこと試してくださいね。