片岡マンドリン研究所
日記

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2005年07月13日  過去の話

今日もボツボツと片づけをしています。
トリオノーボのプログラムその他を整理していました。
その中に各回ごとにたくさんの方々からご批評や感想をいただいているのが出てきて今読み返してみました。
服部先生:1986年(今から20年前です。)来られなかったお詫びの手紙にテープを送るように書かれたものがあり、もう一通はそのテープを聴いてくださった感想がちゃんと送られてきました。
「器楽演奏の秘訣は自分の声に代わって、楽器を歌わせることにです。楽器が自分の器官の一つになることです。道子さんはマンドリンを演奏しておられます。」
この批評に私がとても大事なものを忘れていたと気づかされたことを思い出しました。

島重信先生は(1984年&1986年)たくさんの指摘を下さった方です。でも片岡さんのトレモロとピッキングをここまで自然に混合してまたここまで表現豊かに演奏しているのにほとほと感心しました。
ただFFのときのトレモロがちょっと荒かった。とか、毎回の助言を大切に次に生かしてくれてありがとう!など今でも課題として取り組んでいることがいっぱい書いてありました。

大野政廣先生(1992年)楽器製作家の先生です。「道子さんの演奏は、素晴らしいけど演奏会に行く前と帰りの電車の中で気分が変わっていない。」
とすっごくはっきりと批評くださっています。

もっともっとたくさんの皆さんからの批評いただいていました。このたくさんの大切なご意見で今の私があるのだと今チョッピリ胸がいっぱいです。
心から、成長してほしいと願っていろいろご意見くださったのですね。
そのたくさんのお手紙の中に、こんなにマンドリン界の面々がいっぱい来ているのに驚きですと書いてありました。
自分では考えもせづ続けてきたことですが今更ながら「たくさんの方々に育てられたのだな〜!」と思います。
そして貴重なご意見を丁寧に送って下さった皆様に心から感謝です。

今日の写真はその手紙の山です。
右端の手紙は服部先生の手紙です。
皆さんが、道子ちゃん、道子さん、道子様と書いてくださっています。

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