片岡マンドリン研究所
日記

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2004年04月08日  リズム感

世界中が、戦争・テロ・事件の話題ばかりで悲しいですね。
見るテレビが悲しい事件ばかりです。

Mさんが1月休んでいて久し振りにレッスンに来たのですが、
「休んでみて初めて毎週のレッスンの大切さがわかりました。ゼロどころか
マイナスになってしまいます。今日からスタートやりなおしで〜す。」だって・・・
そうなのよね。。。なかなか自分にプレッシャーをかけて一人で練習は大変ですし、
きちんと聴いてくれる人がいるのといないのとでは、大違いですよね。

㉀リズム[rhythm]
メロディー、ハーモニー、とともに「音楽の3要素」です。広い意味では、自然界の波の音
、鳥の声など、すべて時間のうちに作り出されるもの、運動するものの秩序と定義されるが、音楽に
おいては継起的な音の現象の秩序をさす。リズム様式は民族や時代によって違うが、定量リズム(メトロノーム)、
拍節リズム(2拍子・3拍子など)、自由リズムの3種に大別できる。

音楽リズムそのものは「学習」する事の反復で習得できるであろうが、いわゆるリズム感はその人の
持って生まれた運動的、動物的感覚に大きく左右されるところが大きい。
「騎馬民族」と「農耕民族」という文化的背景から生まれるリズム感の違いは決定的である。
一言で言い表すならば、アップ・ビートとダウン・ビートの違いで、馬に乗ることそのものがアップ・ビート
の拍節感を伴う「動物運動」であるのに対して、くわで畑を耕すのはダウンビートである。
ブラジルのサンバやジャズにおけるスウィング感などは音符に書き表せない「血の流れ」のようなものが奥深く
強く存在するような気がする。

こんなこと書くと、半分あきらめの境地になってしまいそうだけど、私達は、現在農耕しているわけでもないし
いろんな場面で身体を使ってリズムを感じるように努力し様よね。
包丁で野菜を切るとき。歩いている時、自転車こいでる時、車運転してる時、何でもアップビートでやってみようよ。

今は、農耕なんて私なんか全くしていないのだけど民族としてはダウンビートが心地よいのかしらね・・・・
そんな勉強の為にも5/9(日)の話音倶楽部はブラジルミュージックですよ。是非聴いて身体でリズムを感じませんか!!