片岡マンドリン研究所
日記

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2013年05月14日  フォーレ(1845~1924)とその周辺

今日の夜は、夕方からのレッスンの皆さんにご協力いただいて、上野の文化会館小ホールで開催されました。フォーレ協会主催の演奏会を聴きに行きました。

テスタでお世話になりました木村賀洋子先生が出演されていました。

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前半はフォーレの時代に活躍した作曲家の曲が演奏され
フルート、ピアノ、歌でした。
木村先生がうたわれた曲はストラヴィンスキー作曲で、日本の三つの抒情詩(和歌)

山部赤人
吾兄子(わがせこ)に見せむと思ひし梅の花 それとも見えず 雪のふれれば(万葉集)

源當純(まさずみ)
谷風にとくる氷のひまごとに打ちいづる波や 春の初花(古今集)

紀貫之
桜花咲きにけらしもあしひきの山のかひより見ゆる白雲(古今集)

この曲をストラヴンスキー(1882~1971)の作曲でフランス語になっていました。


後半には
歌劇「ペネロープ」を縮小版で演奏してくださいました。
とても面白く楽しかったです。
この曲はソプラノ歌手のリュシェンヌ・ブレヴァル(1869~1935)と言う方が作家のルネ・フォショワ(1882~1962)と言う人に台本を依頼し、自分を最初の「ペネロープ歌い」としてフォーレに依頼したらしいとのことです。
そんなスケールの大きい人がいるのですね。

比留間賢八先生(1867年生まれ)とほぼ同世代と思うと不思議な気がします。
私のおじいちゃんの時代と思うと身近に感じます。

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今日聴いていて、本当に音楽って様々ですけど、必死に勉強して活動してる人がいっぱいいるのだな~~とつくづく思いました。
私たちも、もっともっといろんなジャンルの音楽を聴いて色々なことを感じ、自己満足に終わらないようにしたいです。