片岡マンドリン研究所
日記

« 過密スケジュール | メイン | リズム感 »

2006年05月29日  昔のこと

今日はさすがに疲れが溜まっていました。
丁度午前中休みだったので、できるだけ何もしないようにして過ごしました。

最近送られてきた、私の母方の叔父の写真集を読んでいました。
今沖縄に住んでいます。90歳です。
戦後、送還されてから沖縄に住みカメラ店をしながら沖縄の歴史をずっと写真に撮り続けています。いまでも・・・
その叔父はとても優しくて気取らない、小柄な人です。その叔父の小さい頃から今までのことが書かれていました。
シベリアに抑留されていたときの話:昨日寝るとき横に寝ていた人が朝は死んでいる。
零下50度のなか麻袋一つで過ごす、食べるものの無い話や、過酷な労働の話、ご本人が「この華奢な体で良く生き延びたものだ」といっています。
戦前・戦後の沖縄の話、昔は沖縄出身ということで差別があった話、などなど私のまったく知らないことが書いてありました。
私の父母は沖縄出身ということですが、私達はまったくそれを意識しないで育ちました。
そしてつい最近まで行ったこともなかったのです。
でも小さい頃から、泡盛、空手、沖縄民謡、ラフテー、チャンプルー、アンダギーなどは何気に家庭にあったような気がします。
そして我家の食事のメニューにも入っています。
改めて私が知らない父母の子供の頃のことを知ってみたくなりました。