片岡マンドリン研究所
日記

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2005年07月22日  演奏職人

午前中、K高校の3年生メンバーが7人で練習に来ました。
始めは大遅刻してきたつまづきからか、緊張していたのかなんだかボソボソ弾いていて頼りない感じでしたが、最後には自信を感じさせるアンサンブルに変わっていてほっとしました。
時間が足りなくて十分な練習をしてあげられなくてちょっと心残りでしたが成果があると良いのにな〜!
きっと何かつかんでくれてクラブの皆に伝わりますようにと祈っています。

その後は、少し年配の女性です。
まだレッスン2回目で、トレモロどころか音の場所をやっと覚えた所ですが、何か楽しくなることを・・・と考えて「夕焼け小焼け」の歌をピッキングだけで練習してみました。
とってもうまくいって、とっても嬉しそうで、とってもニコニコ顔になって幸せそうでした。
私も嬉しくなっちゃいました。
次は奥様、その次は大学生と本当に年齢差の山が激しいです。
大学生の男の子は、「最近は先生と話がしたくて来ているような気がする。」といって帰っていきました。
こんなこと聴いたら先生はどんな答えをするのだろう? と思うのだそうです。
どんなことでもしっかり返事しないといけないな〜〜と思いました。

玄関の記念品3種を眺めて「30回もやったのですか?そういえばもう直ぐ40回ですね。すげ〜な〜?」
「一つのことをそこまで追求できて幸せですね。僕なんかまだ見つかりません。」
そんなに簡単に見つかるものではないんじゃないかな?
ひたすらやっていくうちに本物を求めて長く続いてしまったのかな?
私みたいなのは、マンドリン演奏職人みたいなものですね。
学校での学問としてでなく、実技、実践、心、とても自分流です。
決してエリートではありません。家内工業の職人です。だからすっごく自分に誇りを持っています。
だってぜ〜んぶ自分で実際に演奏し研究したことだから自信を持って教えられるし減ることも無いものね。