片岡マンドリン研究所
日記

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2004年04月26日  トリル

今日はレッスン休みでしたがマードレの練習がありました。
相変わらずしっかり集合してしっかり練習しました。今日は通す練習を主にして
曲と曲のつなぎを練習しました。ハイドンの1楽章だけやって、次にバッハの小品
を2曲やるのです。
このつなぎが不思議ですね、そのまま2楽章に行く場合はあっさり終って次に入った
ほうが感じが良いのですが、別の曲に行くとなると全く別で、きちんと締めくくってから、
二呼吸ぐらいおいて、次の曲に入らないとうまく気分が変えられませんでした。
これも今日新しく発見したことです。
数回集中して練習したら皆すっごく疲れてしまって早めに切り上げました。
そしてちょっとお話し合いをしましたが、「とにかく発表会が終るまではそれに集中して練習
しましょう。発表会が終ったら演奏会に向けて皆で、ゆっくり、マードレペースで頑張ろうね。」
と言う事になりました。こんな話をした結果皆がやっぱり楽しく演奏会をやりたいのだと言う事が
わかって嬉しかったです。いろんな楽しいプログラムを考えようね。

㈳トリル[trill]
代表的な装飾音符の1種で主要音とその二度上の補助音とを急速に交代に弾くもので、旋律を
流麗にしたり、リズムや音の流れに変化をつける。
tr.〜〜〜〜〜〜、等の記号で表されている。たとえばドのトリルがドレドレドレドレ・・・・・
あるいはレドレドレドレド・・・・・・となる。回数やタイミングは奏者にまかされている。

ある本にこんな事がかいてありました。
トリルとはブラウスのフリルのようなもので、いわば音楽の飾りであるけれども、だからと言って
馬鹿にしてはいけない。どんな上等のブラウスでもフリルがきれいでなかったら台無しでしょう?
その反対にフリルがきれいで、美しければ全体が上等と相場がきまっていますよね。
と言うわけでトリルのもつ意味は非常に大きいのです。
トルルは「音の震え」だから、それだけで人の心に鳥肌を立たせることが出来るんだって。

マンドリンのトレモロは、それだけでも震えているのだけど、これにトリルが加われば震えてばかり
になりますね。今度は我々は逆に、澄んだ一本のなが〜〜い音を出すことが大変です。

トリルの練習は「いい加減」にやらないで、1と2、2と3、3と4の指を交互に、きちんと
ダウン、アップのストロークにあわせて練習してください。途中でひっくり返らないようにね。